漢の暦
漢の暦あらすじ
建国から四百年が経とうとしていた漢王朝は、私腹を肥やそうとする宦官と外戚によって腐敗の一途を辿っていた。
相次ぐ災害、それに対する救済措置も取られず、遂に一八四年、漢王朝打倒を掲げた史上最大の農民一揆・黄巾の乱が起こる。
その乱に対抗するために朝廷が大将軍に任命したのは、国を腐敗させる一因とされる外戚の男・何進遂高。
そして彼に黄巾賊討伐を命じられた、歴史に名を残す名将の一人・廬植。
彼らがいかにして立ち上がり、黄巾賊、そして王朝の腐敗に対していくのかを描いた草命庭第三作目です。
目次(本誌とは順番が異なります) 簡易年表
黄乱討伐の将
〜廬植伝〜
漢の暦
〜何進伝〜
177年
184年
184年
各地で反乱が相次ぎ、皇帝に対して建言を行ったものは宦官によって除かれていくばかりの頃。
約十年前に起こった党錮の禁から逃れ、廬植は故郷で学問を人々に教えていた。
宦官は専横を極め、民の疲弊は限界に達しようとしていた。そんな頃、首都に「蒼天己死、黄天当立」という立て札が張り出される事件が起こる。
首都の治安を守る何進は、その事件に関わっていく。
約十年前に起こった党錮の禁から逃れ、廬植は故郷で学問を人々に教えていた。
宦官は専横を極め、民の疲弊は限界に達しようとしていた。そんな頃、首都に「蒼天己死、黄天当立」という立て札が張り出される事件が起こる。
首都の治安を守る何進は、その事件に関わっていく。