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虎軍の師 第二話

 新野の宮殿内。上座に座す劉備を前に、諸官が集っていた。とは言っても、十人をわずかに越える程度。
「性懲りもなくまた夏侯惇か! 右目も見えないようにしてやるぜ!」
 張飛のがなり声は、空気を揺らす。模擬戦で趙雲に負けたことの腹いせを、実戦にぶつけようというのだろう。
「とは言っても敵さん多勢だぜ? まともにやっても勝ち目ないだろ」
「なんだぁ? 早くも怖気づいてやがるのかてめぇ!?」
「冷静な判断ってやつだ。それで昨日の模擬戦も頂いたんだし」
 趙雲の笑みに、張飛が拳を振り上げた。
「まだ俺の方が圧倒的に勝ち数は多いんだぞ!?」
「でも勝ちは勝ちだろう?」
「てめぇ!」
 いつもの如く張飛と趙雲がやり合い始める。
 夏侯惇軍三万。こちらは五千だ。この兵力差では、普通は士気を失い兵は離散する。
 だが少なくとも、今この宮殿内に集っている人間たちの中にはこの事態に怖じている者はいない。
 主だった武官と文官の顔ぶれは、劉備軍として昔からいる者たちばかりだ。
 劉備に付き従い、そしてこれからも劉備といるだろうという人間ばかり。迎えようとしている危機など、彼らにとっては危惧することはあれど怖じるほどまでには至らないようだ。
「新兵は三千程度が使える程度…。軍師殿、いかがする?」
 関羽が、徐庶に目を向けてきた。
 孔明が劉備軍に参入してから、劉備軍はその兵を増やしつつあった。いや、劉備軍だけでなく荊州軍全体がだ。
 劉備軍の総勢は一万に近付いている。だが、実際に訓練を積んで使えるだろう新兵は、関羽が言う通り三千程度だ。主軍を合わせ、八千。
「三千は、考えません。やはり五千で対抗することを考えなければ」
 関羽が頷く。
「やはり劉表殿に援軍を仰がなければなりますまい」
 糜竺が言った。兵が増えた影響での財源調整は、ほとんど彼がしていた。孔明は彼の下に付いて手伝ったようだが、それでも糜竺はここ半年で随分痩せたように見える。
 全員を見渡すようにして、劉備が頷いた。
「曹仁の時も牽制という形で出してくれた。頼んでみよう」
「別にいらねぇよ兄貴! あいつら口ばっかりで役に立たねぇんだ!」
 張飛が叫び、劉備は自身の長い耳を触った。
「それは蔡瑁だけだ益徳」
 そう言って薄い笑みを浮かべる劉備。耳を触るのは、冗談じみたことを言う時の癖のようだ。
「しかし、兵力差からは篭城が一番だろうが…。この新野では辛い。野戦に出るしかないか」
 劉備は、半ば徐庶に向けて言ったようだった。
 策を献じることは今までしてきた。それを取るか取らないか、それは劉備次第だった。だが、今回は少し違う。自分が任された領分というものがすでにある。
 徐庶は劉備の前まで歩み寄り、そして跪いた。
「今回の戦、私にお任せいただきたい」
「軍師殿に? しかし…」
「関羽殿を総大将とし、私が参軍する形で臨みたいのです」
 劉備が総大将として後ろに構えている状況とは、訳が違う。
 最たる者は兵一人の存在にまで責任を持ち、その先を左右しなければならない。
 その責任をおいそれと渡すことも、そしてそれを軽々しく受けることも出来ない。
 だが、徐庶は顔を上げて劉備を真っ向から見つめる。
「劉備様には別にやって頂きたいこともあるのです」
 どんな責任だろうと負う。一配下として全軍を担う失敗が死罪であれば、それに沿う。
 その決意を眼差しに込め、徐庶は劉備に是非を乞う。
 劉備は、しばし徐庶と視線を交わしていた。微動だにしない劉備の次の言葉が、これほど待ち遠しいと思ったことはない。
「…よかろう」
 劉備が言い、徐庶は様々なものが詰まっていた胸が一気に軽くなったのを感じた。
「策があるのだな?」
「はい。劉備軍の、先を見据える策が」
 徐庶の言葉に頷き、劉備が立ち上がった。そして、その意思を一同に伝える。
「今回の戦、徐庶に任せる。雲長、頼むぞ」
「はっ」
「軍師さん、俺を先鋒にしてくれるんだろうな?」
「俺は関さんの後ろにいるかね」
 それぞれが、来たる戦に高揚し声を上げる。
 始まる。
 自分の戦が。
 そして、新たな劉備軍の歩みが。
 徐庶は胸の奥から湧き上がる熱いものを抑えるために立ち上がり、そして劉備に拝礼をするのだった。


 鵲尾坡という所に差し掛かっていた。
 その段階になってようやく新野から、劉備軍が出撃したのを斥候が確認してきた。全軍の五千で、野戦を挑みに来るようだ。
 迎撃に出るには、遅い。自分ならば、この鵲尾坡に入る前の地形を利用して迎撃態勢を取る。だから、篭城を選択したと夏侯惇は思っていたのだ。
 新野は守るに適さないが、それでも兵力差から言えば篭城が当然だ。先の曹仁の時のように打ち破れると考えているのなら、愚かなことだった。
「総大将は関羽。劉備が出てきていません」
 李典が言うが、その顔には疑問が浮かんでいる。夏侯惇も同じく、劉備が出てこないことには釈然としていなかった。
 劉備軍は全軍が出ているのだ。劉備が総大将として出てこない理由がない。
「山を抜けた所で軍を止めるぞ」
「平野に引きずり出しますか」
「普通に考えれば、出て来るはずはない」
 夏侯惇は答え、伝令に命令を伝えた。
 低い山間を抜けると、平野がしばらく続く。それを抜けると新野にたどり着くが、新野の北東には林から繋がる山がある。そして、西には長江の支流が流れている。
 襄陽にも樊城にも、動きは見えない。まさかとは思うが、新野に別の戦力があるとも考えられる。
 劉備が別働隊を率いるというのも考えにくいが、それでも新野に近付けば山に伏兵が配されていることも考えられる。それを確認しながら、じりじりと進めばいい。
 山間の道を挟むように、山の麓に布陣した。しばらくは関羽の出方を見ることになる。
 次の日、張飛が指揮する二千が離れたようだ。その二千が、平野まで出てきた。晴れているために、遠くにそれがはっきりと見える。
 夏侯惇は、すぐさま出撃命令を下した。
 一万は陣に残し、二万で錐行陣を構えた。騎馬が半分を占める軍だ。相手が寡兵であれ多勢であれ、真っ向からぶつかって潰すには一番の陣形だ。
「出てきましたね」
 李典は、警戒を解かずにはいられないようだった。平野に出てぶつかり合えば、万に一つも勝ち目はない。それは相手も分かっているはずだ。
「誘い込み、か」
「そう考えるのが妥当でしょうか」
 だが、二千を相手に睨み合っていては士気に関わる。張飛を追い散らし、軍を少しずつ進める。夏侯惇はそう決断し、李典を陣に戻した。もし別働隊がいるのならば陣にいる一万を李典が率い、それを叩く形だ。
 二千の軍から、張飛が進み出てきた。両軍の半ばまで出てきて止まる。
「片目ぇ!」
 張飛の怒鳴り声が聞こえた。怒りがわずかにこみ上げる。味方でも、自分の隻眼のことを言う人間は打ち殺す。
 だが夏侯惇は一呼吸して手を上げて味方を制止し、一騎で馬を進める。それでも、十騎ほどが付いてくる。
「張飛か。久しぶりだな」
「もう片方の目もなくしに来たか?」
 張飛が一騎だけを連れ進み出てきた。優秀な馬ならば、一呼吸の内に駆け寄れる。そんな距離だった。
 張飛は馬上で腕を組み、その合間から伸びる蛇矛は天を突いていた。相変わらず、外見以上にでかく見える男だった。馬が窮屈そうだ。
「淵ならば、すでに斬りかかっている所だろうな」
「あん? ああ、あいつの姪っ子ならついこの間子を生んだぜ」
 張飛が笑った。だが、皮肉を込めた笑顔ではない。
「男か」
「ああ。てめぇらのような軟弱にならないようにしねぇとな」
 夏侯淵の姪と張飛の子。一度見てみたいとふと思ったが、苦笑して頭から消し去った。それこそ、夏侯淵に自分が斬られてしまう。
「さて」
 張飛の口調は、明るいものだった。
 だが、確かにその言葉で空気が変わっていた。夏侯惇は肩に重いものを乗せられたような感覚に包まれ、槍を握る手に力を込めた。
「てめぇが死ねば終わりだ」
 張飛の顔が、愉悦に変わる。その暴を込めた蛇矛が差し上げられ、馬がいなないた。
 ぶるりと、体が震えた。武者震い。のしかかる重いものを押し上げるように、心の奥底から熱が沸いてくる。
 わずかに遅れて、夏侯惇の左右から三騎が進み出てきた。遅れたのは、間違いなく張飛の気勢に飲まれたからだ。夏侯惇は進み出てきたそれら配下の歪んだ顔を見て、平静を取り戻していた。
「お前を相手になど、馬鹿馬鹿しくてやっておれんな」
 夏侯惇はそう言い、鼻で笑った。張飛の全てを縛るような威圧が、後ろへと吹き抜けていく。
「なんだよ。てめぇらしくもねぇ」
 張飛があっさりと蛇矛を下ろし、眉根を寄せた。ふんと鼻を鳴らして、夏侯惇は馬首を返そうとした。だが、その寸前に上がる声。
「俺が相手ならどうかな?」
 張飛と共にいる男だった。
 まだ若い。綺麗な顔立ちと無造作に伸ばされた髪は優男のようにも見せる。それだけに、顔に刻まれた深い傷跡が目立っていた。
 だが、外見に似つかわしくない雰囲気がその男にはある。軍の先頭に立ってなお、怖じることを知らない豪気を確かに持っている。それは、隣にいる張飛にも繋がるものがあった。
「貴様は?」
 男は張飛の前に馬を進め、静かに言った。
「徐庶元直」
「なに?」
 夏侯惇は、眉根を寄せていた。
 良からぬ噂。劉備軍の軍師。徐庶という名だと聞いた。まさかこの男が?
「張飛殿相手には怖じようが、軍師相手に引くことはなかろう?」
 軍師が、一騎打ちを臨み挑発してくるというのか。
「ふざけやがって!」
 夏侯惇を守るように前に出た一騎が、怒りに任せて馬を走らせた。
 張飛は動かない。ただ徐庶という男だけが、手を腰の剣に伸ばした。
 その直後、配下は馬からずるりと地面に落ち、馬だけがすれ違って走り去っていった。
「…劉備軍に軍師が入ったと聞いたが」
 夏侯惇は、徐庶を睨み付ける。
「軍師ではないな。ただ劉備軍の軍師」
 夏侯惇の言葉に、徐庶は笑みを浮かべた。その剣を振り、刃に付いた血を払う。
「将軍!」
 味方をやられ、いきり立った配下が叫んだ。だが、夏侯惇は首を振って馬首を返す。
「得るものなどない。どうやらお前たちでは敵わんようだしな」
 振り返った先の兵たちの間に、わずかに動揺が広がっているのが分かる。
 夏侯惇は兵たちに合流する前から、ゆっくりと槍を持つ手を上げた。礼儀よく仕切り直すつもりなどさらさらない。
 味方をやった罪は、必ず償わせる。それを示す合図に、兵たちの動揺が緊張に変わっていく。人は動かない。だが陣形は揺れて見えた。二万もの人間の意志が、動きとなって揺れたのだ。
 槍を、振り下ろした。その穂先が地面を切る。
 一斉に動き出す兵。地面が鳴動した。銅鑼さえも鳴らさない突然の進撃。夏侯惇は再び馬首を返し、張飛の軍へと目を向ける。
 こちらに背を向けた徐庶が、手を上げていた。同時だったのだと夏侯惇は気付いた。
「やってくれる」
 夏侯惇は思わず口の端を吊り上げる。振り返りこちらを見てきた徐庶は、やはり笑っていた。
 しかしその徐庶も、すぐに見えなくなる。激しい砂塵を巻き上げながら、夏侯惇の左右を軍が抜けていく。最後尾の軍の核が夏侯惇の回りを囲み、最後にその後ろに伝令と旗持ち、銅鑼隊が集ってくる。
「うおらあああ!!」
 騎馬を率いて突っ込んでくる張飛の声と共に、先頭がぶつかった。
 張飛の怒号が空を突き破り、剣戟と喚声が交差しながら平野を埋め尽くす。圧倒的な兵力差は兵に力を与える。その力は、寡兵の敵ならば最初の衝突で散らすことが出来る。
 だが、中央の正面は押し切るどころかいきなり勢いを失った。
 川に杭を立てた所で水は流れていく。だが、兵の流れを張飛という杭はいとも容易く止めてしまう。かき乱すように動く張飛の率いる騎馬隊は、輪を作るように走り互いを守りながら、張飛が空けた夏侯惇軍の隙間に入り込んでいく。
「中央に構うな! 左右は進んで包囲しろ!」
 叫びながら、伝令を走らせる。銅鑼と鐘の音が不規則に鳴らされ、夏侯惇の意思を全軍に伝える。いくら張飛が咆えようと、二千など囲んでしまえば終わりだ。
 張飛が率いる騎馬は五百程度。残りの歩兵は、全てが長槍を持っているようだ。夏侯惇の軍編成への対応だろう。槍に阻まれ、左翼の騎馬が思うように動いていない。
「右翼の二段の歩兵! 敵歩兵の右に回れ!」
 だが、右翼の騎馬は確実に退路を絶つ位置にまで進んでいる。陣形の二段目に配している歩兵を右から当て敵の歩兵を止めれば、自然と張飛も止まる。
 風を切る音がした。夏侯惇は、反射的に馬の手綱を引き絞って体を横に倒した。
「片目ぇ!」
 味方の隙間から、張飛の眼光だけが射抜いてきた。それは陽光よりも激しく目に焼き付く。予想以上に張飛の騎馬隊は奥深くまで入り込んでいた。
 夏侯惇の上を飛んでいったのは、兵士の体。それは地面に落ち、ぴくりとも動かない。
 それを見た瞬間、夏侯惇は槍を片手に馬を走らせていた。夏侯惇を守るように囲んでいた軍の核も共に動く。
「盗賊上がりが…!」
 張飛は中央突破に固持せず、歩兵の援護のためか下がり始めたようだ。
 ずたずたになった中央の陣形の合間を縫うように抜けて追う。途上に転がる死体は、味方のものばかりだ。怒りが全身に回る。焼いた石を置いたかのように、左目の眼帯の奥が熱い。全身が膨張していく感覚。
 張飛の騎馬隊の後尾が見えた。槍を振り上げ、馬を叱咤する。
「つけ上がるな!」
 最後尾の一人を目掛け、怒りのままに振り上げた槍をそのまま突き下ろす。
 ギンッ、と甲高いと音と共に夏侯惇の槍が弾かれた。うねり狂った刃。蛇矛だと気付いた時、視界を張飛の灼熱の眼光が支配していた。
「てめぇはそうでないとな!?」
 蛇矛が動いた。跳ね上げられた腕を戻そうし、腕が痺れていることに気付く。
「一兵たりとも残してはおかんぞ!」
 それでも叫び、馬を張飛の馬にぶつける。肩に激しい衝撃。視界が真っ暗になり、肩の鎧が激しい音と共に弾けた。
「将軍!」
 誰かに押しやられた。視界が元に戻る。夏侯惇の目の前で、蛇矛を突き立てられた兵が差し上げられていた。
「けっ、運のいい奴だ!」
 そう言うと蛇矛の先の兵を振り落とし、張飛は騎馬隊の最後尾となって味方の中を駆け抜けていく。
 左目から何かが飛び出てきそうなほどの怒りが消えやらぬまま、夏侯惇は叫んだ。
「張飛を帰すな!」
 叫びながらも歯軋りする。それで怒りを少しでも抜く。冷静さを失っていた。最後尾であったはずの、自分がいる核が陣形の中ほどにまで出てきているのだ。大将が動けば、軍全体が揺れる。愚かなことをしたのだと、自分に言い聞かせる。
 味方の歩兵は張飛の槍の部隊に取り付き始めている。もうじき完全に張飛は包囲できるのだ。そう思った時、右方向に砂塵が見えた。遠い。味方や張飛の軍ではない。
「右に敵!」
 誰かが叫んだ。斥候だろうが、夏侯惇の位置を見失っているのだ。
「数は!?」
 叫ぶと同時に、右翼の騎馬隊が崩れたのが見えた。
 数は分からなかった。だが、はっきりと見えない所を見ると数は少ないはずだ。
「慌てるな! 右翼は新手に対応しろ! 左翼の騎馬隊は…」
 叫びながら、張飛の騎馬隊が味方の軍を抜けたのが分かった。
 それは張飛軍の歩兵に取り付き始めた味方の歩兵に突っ込み、崩す。
「…逃げるか!?」
 夏侯惇は眉を吊り上げ、思わず声を上げていた。
 張飛軍の歩兵が下がり始めていた。同時に張飛の軍が左右に駆け、追おうとする左翼の騎馬隊と歩兵を牽制している。
 張飛は撤退に動いているのだ。追撃に動くか、一瞬迷う。
 右翼の敵が何の軍なのか、まだ分からない。関羽の本隊からの救援か、もしくは別の隊か。追えばまた更に新手が出てくるかもしれない。
「敵は引くぞ! 追わずに陣形を立て直せ!」
 伝令が駆ける。時を置かずして集結を伝える銅鑼が鳴らされ、張飛軍と味方が完全に離れていく。
 張飛軍が視界から消えた頃、夏侯惇は一息付く。右手で左の肩に触れると、鎧が弾けた下で、触るだけではっきり分かるほどに肩が凹んでいるのが分かった。相変わらず、恐ろしい膂力を持つ男だ。
 最初から、ここで決着を付けるつもりはなかったのだろう。やはり、一筋縄ではいかないようだ。
 それでも、少しずつ軍を進ませていけば、いずれ向こうは新野を背にする所まで追い詰められる。その時は逃げ場などない。五千が幾つに別れようと、それぞれを潰す。
 だが何もかもを忘れ集中しなければ、足元をすくわれるかもしれない。それほどに怒りを覚え、血が滾った緒戦だった。我を忘れた時、戦は負ける。だが、そうでなければ面白くない。
 劉備と劉表の仲などどうでもよくなっていた。徐庶という軍師が立てた策が戦場のためのものならば、それほど自分を楽しませるものもないだろう。
 しかし夏侯惇のその認識を数日後、樊城から二千の援軍が出撃したという情報が裂くのだった。

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