軍師伝

軍師伝あらすじ


 二千年前の中国において、群雄たちが名乗りを上げ、天下を競った乱世の時代。その時代において、その才を持って主を支え、その策を持って道を示す者が数多に現れ始めていた。

 後に三国時代と呼ばれる時代において、それぞれの国で稀代の存在と言われた名軍師。その名、諸葛亮孔明、司馬懿仲達、周瑜公瑾。

 彼らは、その才を羽ばたかせ、時代に大きく名を残した。しかし彼らは最初から、自他共に認める才を有していたのだろうか。君主を君主たると認め、それを支えることだけを考えていたのだろうか。

 いかに世に羽ばたくのか、その才をいかに発揮していくのか。三人の名軍師を描いた、草命庭第二作目です。


目次(本誌とは順番が異なります)         簡易年表



周瑜公瑾

睥天の朗

  〜周瑜伝〜



諸葛亮孔明


天へもがく竜

  〜諸葛亮伝〜     
司馬懿仲達




天蓋の狼

  〜司馬懿伝〜







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200年







207年








228年









 華北最大勢力である袁紹軍と曹操軍が衝突する気配を見せている中、孫策は曹操軍の背後を衝くために動くと宣言する。
 孫策が諸侯に反対される中、周瑜は孫策に対して疑念を抱き始める。


 劉表の客将となっていた劉備軍は、袁紹軍を倒し最大勢力となっていた曹操軍を北に抱える位置にいた。
 その頃、隆中の草庵で暮らしていた諸葛亮の元に、同じ門下である友人、徐庶が訪ねてくる。



 劉備、曹操と相次いで英雄が亡くなってしばらく、蜀は諸葛亮率いる魏への北伐軍を出撃させた。
 魏内部で裏切り者が出ると予測した司馬懿。息子が動くことを催促する中、あるものが陣中に届けられる。









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